長年ずっと使い続けてきた炊飯器をやめた話です。
炊飯器が旅立った日
炊飯器、ついに手放しました!
実家では常に炊飯器とともに暮らして22年。
1人暮らしを始める時にも3合炊きのIH炊飯器を持たされて旅立ち、2人暮らしになっても炊飯器でせっせと米を炊き、炊飯器と暮らしてきました。
お米が好きすぎて、5合炊きの炊飯器で1日2回炊いていた時期もありました。2人暮らしなのに。あの炊飯器は3合くらいがちょうどおいしく炊ける分量でした。
旦那氏も1人暮らしをしていたので、2人で持ち寄った5合炊きと3合炊きの炊飯器を、キッチンの白い棚に横並びで置いておいた時期もありました。
最後に残ったのは象印の3合炊き。少ないごはんでもなかなかおいしく炊けるいい子でした。
さしあたり、これが最後の炊飯器になりそうです。
炊飯器をやめたきっかけ
きっかけは鍋でさつまいもごはんが炊けたこと。
白米はなんども鍋で炊いていたのですが、炊き込みご飯がおいしく炊けたことで、自信がつきました。
さつまいもごはんを炊いた話はこちら↓
このほか、雑穀米も鍋で問題なく炊けたのでますます手放す気になりました。
ほぼ毎日、炊き立てのおいしいお米を食べてます。
鍋で炊くとお米がつやつやピカピカで、粒をしっかり感じておいしい!
メリット(手放してよかったこと)
炊飯器をやめてよかったことはこちら。
・おいしいごはんが食べられる
・丸洗いできてラク
・持ち物がへった
・棚のスペースが空いた
おいしいごはんが食べられる
鍋で炊くと、なんといってもごはんがおいしい!
これが最大にしていちばんの理由。
ただの鍋、いつもの米、なのに炊飯器より格段においしく炊けます。
冷めても冷凍してもおいしくて、ほんのり香ばしいおこげが最高。
おこげ、意外と簡単!
しかもおこげは自分のさじ加減一つで増やすこともできます。
早く炊ける
意外だったのですが、鍋で炊くと炊飯器より早くご飯が炊けます。
浸水だけしてあれば、あとは食べたいタイミングで炊飯開始!
おいしいお米のためなら、最後の蒸らし10分も耐えられます。
丸洗いできてラク
鍋なので丸洗いできるのが個人的にうれしいポイント。
当たり前だけど炊飯器は丸洗いできないし、毎日使っててもホコリがたまります。
持ち物がへった
持ち物が減ると管理することが減ります。
例えば、
・ごはんが炊けたから混ぜないと
・炊飯スイッチ押すの忘れてた!
・保温して1日経っちゃったよ
・ふたを外して洗わなきゃ
・あ、釜かぴかぴになっちゃった
・早炊きで炊こうと思ったのに間違えた
・なんだかホコリがたまってきたな
とまあ、パッと思いつくだけでも炊飯器1つでこんなに考えることがあります。
炊飯器がなければ保温して忘れることもなく、早炊きと普通でボタンを間違えることもありません。
棚のスペースが空いた
キッチンキャビネット(引き出しが付いたキッチンの棚)の引き出せる棚が炊飯器の定位置。
炊飯器専用の棚がついてて、お米を炊くときは棚を前にひっぱてきて、蒸気を逃がす設計。
ここも意外にホコリがたまるポイントです。炊飯器はめったなことでは動かさないので、棚や引き出した下側はいつの間にやらホコリがふわふわ。
サッと拭けるようになったし、見た目もすっきりしました。
棚が空いたので、いまはさつまいもが載ってます。
デメリット(手放して困ったこと)
正直あまり困ったことは思いつかないのですが、絞り出すとこんな感じ。
・浸水待ちの時間が必要
・旦那氏が鍋で米を炊けない
・別の料理で鍋を使ってる時に米が炊けない
・目玉焼きを作るのに鍋のフタが必要
浸水待ちの時間が必要
炊飯器だと浸水なしでもそれなりにおいしいお米が炊けますが、鍋ではそうもいきません。
お腹が空いてる時はちょっと困る。
そんな時は冷凍ごはんをチンして食べてます。
2合炊くとたいてい余るので、冷凍ストックも充実。
旦那氏が鍋で米を炊けない
旦那氏は料理ができるタイプではありますが、鍋で炊くごはんを習得していないため、必然的にお米を炊く係は私となります。
そう、
お米だけ炊いといて~
ができなくなる!
これも私が風邪ひいたりとかで、旦那氏が一人でお米を炊く事態になったら困りそう。
ただそうなった場合、必要に迫られて旦那氏が鍋炊きごはんを覚えそうでもあります。
お米を炊くのが面倒になった時は、旦那氏の得意なパスタを作ってもらう作戦も、奥の手として残してあります(`・ω・´)
別の料理で鍋を使ってる時に米が炊けない
我が家では土鍋ではなく、ガラスの蓋がセットになった普通の両手鍋でお米を炊いています。
鍋炊きごはんにちょうどいいサイズの両手鍋が1つしかないので、ほかの料理が入ってたら使えません。
逆にお米を炊いているときは、別の料理に小さめ両手鍋を使うこともできません。
みそ汁やスープを作るには手鍋があるので、今のところ困ることもなし。
目玉焼きを作るのに鍋のフタが必要
これまたピンポイントな困りごとですが、いちばん小さいフライパンにぴったり合う蓋が、お米を炊くのに使う両手鍋の蓋なのです。
炊き立てごはんと目玉焼きが同時に食べたくなったときにちょっと困ります。
これは大きめのフライパン用蓋を代用することにしました。目玉焼きと炊き立ての米なら、お米の食べたさが勝つ。
ほかにも予約炊飯ができない、というのもありますが、最近は予約機能をほぼ使っていなかったのでたいして困らず。
鍋炊きごはんのおいしい炊き方
鍋で炊くごはんはこのレシピを参考にしています↓
このレシピを基本として、炊いてる中で都度調整してます。なんとなくの感覚です。今日はしっかりおこげにしようとか。
ただレシピと明らかに違うのは、浸水を始めたら時間を気にせずキッチンに置きっぱなしなところ。
ザルとボウルを重ねた中でお米を水に浸して半日後~みたいなことはざら。
お米を浸水したまま放って置くのはあまりよろしくないようなのですが、きっちり時間を計って事前に仕込むのは得意ではなくて( ˘ω˘ )
炊く前に流水で何度かざっくり洗うことで対応しています。レシピとは違うので完全に自己責任ですが、これでうまく炊けてます。
食べたくなった時に浸水が間に合わないこともなし。
ざるで洗ってざっくり水気を切って、そのまま鍋に入れるので、お米は2合に対して400mlくらいで炊くのが好みの固さに仕上がります。
炊飯器の処分方法:メルカリがおすすめ!
使っていた象印の3合炊きは2021年製で比較的新しいということもあり、メルカリで売れました。
やった!(*’▽’)
炊飯器はかさばって送料が高くなりがちなので、送料負けするときはリサイクルショップに持って行くと、処分費用もかからないのでおすすめです。
先に手放した5合炊きの炊飯器は、オフハウスかセカンドストリートに持ち込みました。
どうしても売れなかったら粗大ごみ。最終手段です。
次なる野望:お米を炊くための土鍋を手に入れる
鍋で問題なくおいしいお米を炊けていますが、「もっともっとおいしいお米が食べたい!」というあくなき探求心あり。
食に関しては貪欲です。
目指す先は大きく
旅館の土鍋ごはん
これを目指したいと思います。
まずは土鍋を探さなくっちゃ(*’ω’*)