今までいちばん多く観光に来たことがあるのは京都。
住んだことこそありませんが、あの道やこの建物、見覚えのある風景があちこちにある思い出深い地です。
そういえば旦那氏とはじめて行った旅行先も京都だったっけ。
今回は泊まったことのないエリアにご縁があって来てみました。
カラフルな提灯の古川町商店街
駐車場からホテルに移動するときにちらっと見えた商店街に来てみました。
今まで来たことのないエリアの商店街はワクワクします。
カラフルな提灯がずっと続いていてかわいい!
ほんのり色がついていてまんまるの形が香川県の郷土菓子、おいりみたいだなぁと思いながら歩いていました。
ただの無地でカラフルな色付き提灯ではなくて、顔が描いてあるものが紛れ込んでいたりして油断ならぬかわいさです。
昔からある、白地に達筆で文字が書かれているthe提灯も、京都の雰囲気によくなじんでいていい雰囲気をかもしだしていました。
地元の高校生が友達と話しながら帰っていたり、店先でお店の方とお客さんが話し込んでいたりと、その土地の生活が垣間見える場所がなんか好きです。
知らずに渡った一本橋
古川町商店街を抜けて、祇園の八坂神社に向かって歩いていたらなんだか気になる橋を発見!
すれ違えるほどの幅はない、平均台のごときこのフォルム。
欄干もない、橋とはこういうものだ!というシンプルイズベストな佇まいがめっちゃいい。
シンプルすぎる橋を渡る
行きは楽しく渡ったので帰り道で撮ってみました。
写真ではまったく伝わらないですが、この真ん中のすき間、穴が開いてて下の川が流れていくのが見えます。
さらにズーム!
細くていうほど川とか見えんくない…?と思うなかれ。ばっちり下が透けております。
運動神経が万年ストライキ神がかった身としては、目を離すと一瞬で川に落ちそう。
でもでも、渡らずにはいられなかった!
うおおお楽しい!
渡ってみたくなるよね!
※海外から来た子連れファミリーや素敵なマダムもなんなく渡っていましたので、危険な橋ではありません。私の運動神経の問題です。ぜひ渡ってみてね!
一本橋の由来の石碑
一本橋のたもとにはこの橋がどういうものか書いてある説明文がありました。
一本橋 通称 行者橋
この橋は、比叡山の阿闍梨修行で千日回峰行を終えたものが、粟田口の尊勝院の元三大師に報告し、京の町に入洛するとき最初に渡る橋であり、行者橋とも阿闍梨橋ともいわれる。
また江戸時代、この橋を粟田祭の剣鉾が差して渡る「曲渡り(曲差し)」が呼び物であった。
京都市
橋のたもとの石碑
知らずに渡ったけど、長年修行してやっとこの橋を渡るときが来た!!って方もいるってこと…!?
煩悩をそぎ落とした後に渡る橋が、超シンプルで本来の橋の役目をしているの、なんかいい。
私の毎年108つでは収まらない煩悩も1つくらい落ちたかしら。
剣鉾についてさっぱり知らなかったので調べてみたら、なかなかカッコいい感じでした。
ふむふむ、こういうのがこの一本橋を渡ったらさぞ神聖な感じがするに違いない…!
【剣鉾の参考サイト】
・剣鉾について→八大神社(剣鉾)
・粟田祭について→粟田神社公式HP
柳がきれいな川岸を散策
橋の近くには柳が植えられていて緑が綺麗です。
どこも緑がうわーーーと勢いがあって、毎年この季節が来ると心が元気になる気がします。
ものすごいはやさで緑が生い茂っていくこの夏という季節の生命力の強さよ…!
さらさらと穏やかに流れる川と、柳の木が植えられている川岸、土手には夏草が元気いっぱいに緑の葉っぱを茂らせていて日本の夏を感じます。
これは夏に来たい涼やか(見た目)なスポットの気配!
この綺麗な青空でここを歩けて良かった!
またひとつ京都の好きなスポットが増えた日になりました(*‘ω‘ *)